コマルとは?タコスのトルティーヤを焼く鉄板|種類・使い方・買い方
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「メキシコ料理のレシピに“コマルで焼く”と書いてあるけど、コマルって何?」と思ったことはありませんか?
コマル(comal)は、タコスに使うトルティーヤを焼くためのメキシコの平たい鉄板です。家にあるフライパンでも代わりはできますが、縁のない厚い板ならではの焼きやすさがあります。
この記事では、コマルの種類、フライパンとの違い、焼き方とお手入れ、屋台で使われる形のコマル、日本で手に入れる方法までをまとめました。
- コマル(comal)とは?タコスのトルティーヤを焼くメキシコの鉄板
- コマルの種類|素材と形の違い
- 鉄・鋳鉄のコマル
- 土のコマル(comal de barro)
- 屋台型のコマル
- フライパンとどう違う?代わりに使える?
- コマルの使い方|トルティーヤの焼き方
- 使い始めとお手入れ|錆びさせない・割らないコツ
- 鉄・鋳鉄のコマルのお手入れ
- 土のコマルは石灰水で慣らす(curar)
- つやのある土の器には注意
- 屋台型コマルの使い方|真ん中と外側を使い分ける
- 輸入事例:タコス用コマル(屋台型・ステンレス製)
- 日本でコマルを手に入れるには
- 日本の通販で買えるもの
- 日本では見つけにくいもの
- メキシコから取り寄せるときの注意
- Alma Méxicoの個人輸入代行
- まとめ|まずは鋳鉄の平たいコマルから、こだわるなら屋台型も
- よくある質問
- Q. コマルはフライパンで代用できますか?
- Q. コマルが錆びたらどうすればいいですか?
- Q. タコスパーティーにはどの大きさがいいですか?
コマル(comal)とは?タコスのトルティーヤを焼くメキシコの鉄板

コマルは、メキシコや中米で使われてきた縁のない平たい焼き板です。コマールと書かれることもありますが、同じものです。名前は、アステカの人々が話していたナワトル語の「comalli」から来ています。
いちばんの役目はトルティーヤを焼くこと、温め直すことです。ほかにも、ケサディーヤを焼いたり、トマトや唐辛子を表面が黒くなるまで焼いてサルサにしたり、肉を焼いたりと、メキシコの台所では毎日のように使われます🌮

もともとは素焼きの土の板を、石を3〜4個並べたかまどにのせ、下から薪で焼いていました。今は鉄やアルミなど金属のものが一般的で、家庭のコンロでも屋台でも使われています。
コマルの種類|素材と形の違い
コマルは大きく分けると、鉄・鋳鉄のもの、土のもの、屋台で使う形のものの3つです。家で使うなら、まずは鉄・鋳鉄の平たいものを選ぶと扱いやすいです。
鉄・鋳鉄のコマル
いま家庭でいちばん使われているのが、鉄や鋳鉄(いもの)のコマルです。重さがあって熱をため込むので、生地をのせても温度が下がりにくく、続けて何枚も焼けます。
丸い形はコンロ1口用、楕円の形はコンロ2口にまたがって使う大きさのものが多いです。使い始めにシーズニング(油をなじませる作業)が必要で、手入れは鉄のフライパンと同じです。
土のコマル(comal de barro)
素焼きの土でできた、昔ながらのコマルです。メキシコでは、今も地方の家庭やトルティーヤを手焼きするお店で使われています。
割れやすく、急に熱したり冷やしたりするとひびが入ることがあるため、ガスや炭火でゆっくり温めて使います。電気コンロやIHには向きません。
屋台型のコマル
メキシコの屋台やタコス屋さんでは、真ん中が盛り上がった形や、くぼんだ形の金属製コマルも使われています。ひとつの鉄板の上で、トルティーヤを温めながら肉を焼けるように作られた形です。使い方は、このあとの「屋台型コマルの使い方」で紹介します。
フライパンとどう違う?代わりに使える?
フライパンでもトルティーヤは焼けます。違いは「縁がないこと」と「厚みがあること」です。
縁がないので、トルティーヤを指やヘラでさっと返せます。また、厚い鉄板は熱をためておけるので、冷たい生地をのせても表面の温度が下がりにくく、焼き色と香ばしさがつきやすくなります。
家に鋳鉄のスキレットや厚手の鉄のフライパンがあれば、まずはそれで十分です。何枚も続けて焼くようになったら、コマルを検討してみてください。
コマルの使い方|トルティーヤの焼き方

コマルは油をひかずに使うのが基本です。中火でしっかり温め、水を1滴落としてジュッと音がして弾くくらいになったら、焼き始めの合図です。
生地をのせ、ふちが乾いてきたら返す
裏面も焼いて、もう一度返す
真ん中を軽く押して、ぷくっとふくらんだら焼き上がり
焼けたトルティーヤは、布をかけたかごや保温用の入れ物に重ねておくと、乾かずやわらかいまま保てます。メキシコでは「トルティジェロ」と呼ばれる道具で、刺繍の布で包むタイプもあります(ミチョアカン刺繍のトルティーヤ入れ)。
トルティーヤのほかにも、ケサディーヤ、トマトや玉ねぎ・唐辛子を焦がして作るサルサ、ノパル(食用のウチワサボテン)を焼くのにも使えます。生地の作り方や材料のマサ粉については、こちらの記事でまとめています。
使い始めとお手入れ|錆びさせない・割らないコツ

コマルは素材によって準備が違います。鉄・鋳鉄は油でなじませ、土は石灰水で慣らしてから使います。
鉄・鋳鉄のコマルのお手入れ
使ったあとは、温かいうちに汚れを落とし、すぐに火にかけて水気を飛ばします。最後に油をごく薄く塗っておくと錆びにくくなります。
つけ置きと食洗機は避けてください。 「シーズニング済み」と書かれた商品でも、使い始めは油を多めにしたり、ベーコンなど脂の多いものを焼いたりすると、表面がなじみやすくなります。もし錆びてしまったら、錆を落としてから油をなじませ直せば、また使えます。
土のコマルは石灰水で慣らす(curar)
メキシコでは、土のコマルや鍋を使い始める前に「curar(クラール)」という慣らしをします。メキシコの料理研究家ユリ・デ・ゴルタリ(Yuri de Gortari)が伝えた方法は次のとおりです。
コマルを中火にかける
熱いうちに濃い石灰水(agua de cal)を塗る
そのまま乾かし、石灰を少し焦がす
火から下ろして冷まし、水で流す
(原文:Directo al Paladar)
慣らしたあとに表面に白い跡が残ることがありますが、石灰がきちんとなじんだ印とされています。
つやのある土の器には注意
土の器のなかには、表面に釉薬(ゆうやく、つやのある上塗り)がかかったものがあります。メキシコでは、この釉薬に鉛が含まれている器があることが問題になっていて、curarをしても鉛は取り除けないとされています(Pure Earth México「Curación de piezas」)。
コマルは素焼きが一般的ですが、表面につやのある土の器は、加熱調理には使わないほうが安心です。
屋台型コマルの使い方|真ん中と外側を使い分ける
真ん中が盛り上がった屋台型のコマルは、場所ごとに役割を分けて使います。真ん中でトルティーヤを温め、外側で肉や玉ねぎを焼き、出てきた脂は端へ流れていきます。

中火〜強火でしっかり温める
外側の低い部分で、肉やチョリソを焼く
真ん中の高い部分にトルティーヤをのせ、焼きすぎないように温める
焼けた肉をトルティーヤにのせれば、タコスの完成
真ん中が高いので、トルティーヤが脂の中に入らず、ふんわり温まります。肉と生地を同時に用意できるので、何人分も続けて作るときに便利です。
輸入事例:タコス用コマル(屋台型・ステンレス製)

真ん中が少し盛り上がったステンレス製の屋台型コマルを、メキシコのAmazonで購入し、国際宅急便で日本へお届けしました。
日本ではこの形のコマルはほとんど売られていないため、「屋台のタコスを家で再現したい」という方に人気の道具です。
輸入事例:タコス用調理道具comal(コマール)|メキシコ個人輸入代行事例
日本でコマルを手に入れるには
鉄・鋳鉄の平たいコマルなら、日本の通販でも買えます。屋台型やメキシコ製のものは日本ではほとんど売られていないので、メキシコから取り寄せることになります。
日本の通販で買えるもの
鋳鉄の平たいコマルは、楽天市場やAmazonなどで見つかります。商品名は「コマル」より「コーマル」「コーマルグリドル」「トルティーヤ グリドル」と書かれていることが多いので、いくつかの名前で探してみてください。
買うときは、使っているコンロ(ガス・IH)に対応しているか、直径がコンロに合うかを確認しましょう。
日本では見つけにくいもの
真ん中が盛り上がった屋台型のコマルや、メキシコで作られたコマルは、日本ではほとんど見かけません。
メキシコのAmazonやメルカドリブレ(Mercado Libre)では種類が豊富ですが、メキシコ国内向けの発送が中心で、日本から直接買うのは難しいことが多いです。
関連記事:メルカドリブレは日本から使える?使えない理由と代行の実例
メキシコから取り寄せるときの注意
鉄のコマルは重いため、送料は重さに合わせて高くなりやすいです。商品代と送料の合計によっては、関税・消費税がかかることもあります。
関連記事:個人輸入の関税はいくらから?消費税の計算・払い方と2028年の変更
また、コマルのように食べ物にふれる調理道具は、販売や営業に使う目的で輸入する場合、食品衛生法の輸入届出が必要です。自分で使うために輸入する場合は届出はいらないとされていますが、判断に迷うときは検疫所に確認してください。
Alma Méxicoの個人輸入代行
Alma Méxicoでは、メキシコのAmazonやメルカドリブレなど、日本から買いにくいお店の商品を、現地での購入から日本への発送まで代行しています。
商品ページのURLを送っていただければ、送料を含めたお見積もりをお出しします。料金は費用一覧をご覧ください。
まとめ|まずは鋳鉄の平たいコマルから、こだわるなら屋台型も
コマルは、トルティーヤを焼くメキシコの平たい焼き板
素材は鉄・鋳鉄、土、形は平たいものと屋台型がある
家ではフライパンでも代用できるが、厚い鉄板は焼き色がつきやすい
鉄・鋳鉄はシーズニング、土は石灰水で慣らしてから使う
鋳鉄の平たいコマルは日本の通販で買える。屋台型やメキシコ製はメキシコから取り寄せる
本場のタコスを家で楽しみたい方は、まず手に入れやすいものから試してみてください。
「この形のコマル、日本に送れる?」というご相談だけでも大丈夫です。メキシコの商品ページのURLを送っていただければ、無料でお見積もりします。
よくある質問
Q. コマルはフライパンで代用できますか?
できます。鋳鉄のスキレットや厚手の鉄のフライパンなら、コマルに近い焼き上がりになります。続けて何枚も焼くなら、縁がなく温度が下がりにくいコマルのほうが楽です。
Q. コマルが錆びたらどうすればいいですか?
錆をたわしなどで落とし、水気を飛ばしてから油を薄く塗って熱し、なじませ直してください。表面が整えば、また使えます。
Q. タコスパーティーにはどの大きさがいいですか?
トルティーヤを1枚ずつ焼くなら、コンロ1口に合う丸型で十分です。2〜3枚を同時に焼いたり、肉も一緒に焼いたりしたいときは、コンロ2口にまたがる楕円型や屋台型が便利です。